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カテゴリ:紙のこと( 2 )

千代紙

日本の紙文化を語るとき「千代紙」は外せません。
元々は京都の公家文化から生まれたものと言われており、
贈り物の上掛け紙や包み紙、写経や和歌をしたためる料紙に用いられました。
そして江戸時代に大名家や江戸城の大奥に伝わり、
さらに武家や町人の子女に愛好されるようになりました。
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千代紙の「千代」とは長い年月を表し、「繁栄」を意味します。
だからか、鶴や亀、松竹梅など千代紙の図柄にはおめでたいものがたくさんあります。

面白いことに千代紙には2種類あり、京風のものは装束衣装から有職文様、
衣服の染色文様からの図柄の組み合わせが多く、落ち着いた感じです。
江戸風のものは歌舞伎などに代表される、町の風俗や文物を描かれており、
こちらは「粋」で鮮やかな色合いと意匠が多いです。

千代紙は浮世絵や錦絵などと同じく、日本の誇る木版摺りの技術が生み出した
「美術品」なのです。

武家に代表される上流階級の女性は、「包む」「運ぶ」という際に千代紙を多様しました。
和紙に図柄が摺られた千代紙は文様が美しく、軽くて丈夫。
折り紙だけでなく、小箱の包みや人形などさまざまな形で人々に親しまれ、
日本の暮らしを彩ってきました。

ハッとするほど美しい文様や鮮やかな草花、風景、豪華な図柄の数々。
にもかかわらず、芸術品ではなく消耗品として漫然と見過ごすには
あまりに贅沢な日本の伝統美が息づいています。
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by origami-lab | 2013-01-29 23:23 | 紙のこと

伝承遊び"ORIGAMI"

日本では昔からあやとり、けん玉、かるたなど子供たちが親しんだ伝承遊びの中のひとつに
「折り紙」があります。
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中でも「つる」や「ふうせん」などの伝承折り紙は、親から子へ、手から手へと伝えられ
日本人の心や知恵、文化が存在しています。
一枚の正方形の紙を、創意工夫してさまざまなものに変化させてしまう折り紙は、
創造力と思考力、そして集中力を高める知的な遊びとして世界からも注目されています。

デジタル化が進み、指先を使って紙を折る機会は少なくなりましたが、
特に幼児期に「第二の脳」と言われる手・指先を使うことは脳の発達にとても良いことから
折り紙は大人も子供と一緒に楽しみながら学べる教育といえます。

また折り紙には、「図形」の認識という知的要素も含まれています。
正方形の折り紙を折ると、長方形や三角形になり、三角になったものを開き折ると
正方形に形を変えるなど、子供には感動と発見の連続です。
折り紙1枚で工夫したり、練習する時間は子供にとって脳が汗をかく知的な体験。
大人にとっては素に戻れる時間ではないでしょうか。

お子さんと一緒に折るときは、例え折り角が合っていなくても「もっとキレイに!」とか、
難しいから作ってと言われたら、「自分でやりなさい!」と言わずに作ってあげましょう。
(ここ、とっても大事です。)

折り紙は能動的な遊びであり、正しさが求められているわけではありません。
子供の知的好奇心を刺激し、創造性を育む素晴らしい遊びです。

子供の好奇心、Why?にも注目し、歴史や由来などと合わせ
暮らしの中に役立つおりがみを紹介します。

折り紙は、買ってこないとできないものではなく
ガムやチョコレートの包み紙、
メモ用紙やコピー用紙を再利用したり
紙ナプキンから箸袋まで、身の回りにある紙でできるものばかり。

かつて子供だった大人達の創造性を刺激するような、昔から伝わる伝承折り紙から
かわいいもの、かっこいいもの、きれいなものを飾ったり、遊んだり、使ったりと
実用的なものまでイマジネーションが広がるようなイメージと合わせてご紹介します。
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by origami-lab | 2013-01-28 23:00 | 紙のこと
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昔から伝わる日本の紙文化が大好き。大人も子供も楽しめるORIGAMIの素晴らしさを綴ります。時々お散歩してます。


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